プロパンガス会社を比較・乗り換えする方法を解説したイメージ

【なぜなくならない?】プロパンガスの訪問営業が今でも多い本当の理由

「最近、プロパンガスの訪問営業が来た」
「突然“今より安くなる”と言われた」
「なんで今どき飛び込み営業なんてやってるの?」

こう感じたことがある方も多いと思います。

結論から言うと、プロパンガス業界では今でも“新規契約の取り合い”が続いているため、
訪問営業がなくなりにくい構造があります。

ただし、ここで大事なのは「訪問営業=全部悪」ではないということです。

実際には、業界の仕組み・料金自由化・営業代理店など、
いくつかの背景が重なっています。

※この記事はプロパンガス業界で10年以上の現場経験をもとに書いています。

① プロパンガス業界は「自由料金制」

まず前提として、
プロパンガスは自由料金制です。

都市ガスのように料金がある程度統一されているわけではなく、
会社ごとに価格設定ができます。

そのため、

・他社より安くする
・新規契約を増やす
・他社から切り替えてもらう

という競争が起きやすい業界です。

特に料金自由化以降は、

「この会社ってガスもやってたの?」

と思うような異業種系の新規参入も増えました。

その結果、顧客獲得競争が激しくなり、
訪問営業による切り替え提案も増えていきました。

② 実は“販売店自身”は飛び込み営業を嫌がることも多い

ここは一般の方にあまり知られていません。

実際には、昔ながらのLPガス販売店ほど、
無理な飛び込み営業を嫌がるケースがあります。

理由は、業界内の“横のつながり”や地域性が強いからです。

プロパンガス業界では、

・同じ元売会社から仕入れている
・地域ごとの関係性がある
・昔からの付き合いがある

といったケースが多くあります。

そのため、

「飛び込み営業した先が、実は知り合いの販売店の顧客だった」

ということも普通に起こります。

現場感覚としても、地域密着型の販売店ほど、

・既存顧客からの紹介
・昔の顧客へのチラシ
・口コミ

などを重視する傾向があります。

③ 訪問営業は「営業専門の代理店」が行っているケースも多い

実際、強い訪問営業をしているのはガス販売会社そのものではなく、
営業専門の代理店であるケースも少なくありません。

つまり、

・契約を取る会社

・実際にガスを供給する会社

が別になっていることがあります。

そのため、

・契約時は熱心だった
・説明は丁寧だった
・でも契約後は誰に相談すればいいか分からない

という状態になるケースもあります。

④「なんとなく契約してしまう」が起きやすい理由

LPガスを使っている地域は、都市部より郊外や地方が多い傾向があります。

そのため、

・高齢の方
・日中在宅している家庭
・昔から同じ会社を使っている家庭

も多く、

「今より安くなりますよ」

と言われると、
深く比較しないまま契約してしまうケースがあります。

実際、
現場でも、

「よく分からないまま切り替えてしまった」

という相談は珍しくありませんでした。

⑤ 過去には「ビン倒し」と呼ばれる営業もあった

業界内では、過去に“ビン倒し”と呼ばれるような
強引な切り替え営業が問題になった時期もありました。

これは、
他社の顧客を訪問営業で切り替えていく営業スタイルを、
俗称的に呼んでいたものです。

特に一時期は、

・今より安くなる
・設備を無料交換できる
・今日契約すれば得になる

といった営業が強く行われるケースもありました。

ただ、
実際には、

・説明より高かった
・後から値上げされた
・契約条件が厳しかった

という不満につながることもあり、
元のガス会社へ戻りたいという相談が出るケースもありました。

ただし、設備貸与の残債や解約条件によっては、
簡単に戻れないケースもあるため注意が必要です。

また、昔から地域の販売店を利用していた家庭の中には、
買収前の個人業者時代の料金設定がそのまま維持されているケースもあります。

その場合、一度他社へ切り替えると、
以前と同じ料金条件には戻せないこともあります。

⑥ ただし「訪問営業=全部危険」ではない

ここは誤解しないでほしいポイントです。

実際には、訪問営業をきっかけに料金が下がるケースもあります。

問題なのは、

「比較しないまま、その場で契約すること」

です。

プロパンガスは自由料金制のため、
比較すること自体は非常に重要です。

ただし、

・契約条件
・設備貸与
・値上げルール
・解約条件

まで確認しないと、
後から後悔する可能性があります。

👉 比較サイトの仕組みや注意点はこちら
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まとめ|大切なのは「その場で決めないこと」

プロパンガスの訪問営業がなくならない背景には、

・自由料金制
・顧客獲得競争
・営業代理店の存在
・業界構造

などがあります。

そして、
実際に問題になりやすいのは、

「比較しないまま契約してしまうこと」

です。

安くなるという言葉だけで判断せず、

・契約条件
・設備費用
・将来の値上げ
・解約条件

まで確認したうえで、
冷静に比較することが重要です。

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